01告白(猗窩童)
『俺はお前を嫌いじゃなかった』
『俺は何も感じられなかった』
堕ちた地獄で告げられた言葉に面食らう。だってそんな素振りは微塵もなかったよ。
02. 嘘(猗窩童)
嘘でも良かった。そう振る舞えばきっといつかは親友になれるって信じていたから。
「俺と恋人になれ童磨」
噓から出た実が過ぎやしないかい猗窩座殿。
03. 卒業(猗窩→童)
親友という立場は心地が良いものだ。
一緒に出掛けたり飯を食う。時々馬鹿話もする間柄。
コイツに触れたい。そう思った時が卒業の瞬間だった。
04. 旅(猗窩童)※ふんわり死にネタ注意
いっぱい旅をしたね。色んな物を食べて並んで歩いて愛も深めて。
そんな旅の終着点はあなたと一緒に入るお墓。
さいごまで楽しかったよ猗窩座殿。
05. 学ぶ(猗窩童)
「猗窩座殿と一緒に居るとホワホワしてしまう。これってなんていうのかなぁ」
〝昔〟の分もまとめて教えてやるから覚悟して学べ。
06. 電車(座殿→どま)
満員電車ほどクソッタレたものはない。
「猗窩座殿、大丈夫?」
背の高い童磨に庇われることが不甲斐なさすぎる…。
役得だなんて思わないからな!
07. ペット(猗窩童)
飼う必要は全くない。
(だって猗窩座殿がいるし)
(だって童磨がいるからな)
お互いがお互いに構ってもらいたくて仕方がないのだから。
08. 癖(鬼時代の座→どま)
俺は優しいからと宣いながらいらない世話を焼く。
気の毒な人間を幸せにするために自分を後回しにする。
お前のそれはただの悪癖だ。
09. おとな(座殿→どま※現パロ)
大人たちによって子供でいられなかったお前を、今生ではとことん俺が甘やかしたい、なんて。
『頼りにしてるよ、猗窩座殿』
望むところだ。
10. 食事(座殿→どま※鬼時代)
女は栄養価が高いのは分かっている。だがどうしても無理なのだ。
「だったら男でも美味しくなる方法を教えるよ」
お前と一緒ならそれだけで。
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