11. 本(座←どま※現パロ)
ハイ、と手渡したおすすめの一冊。ありがたく読んでやると受け取ったあなた。
後日、可愛らしい押し花と一緒に返ってきた本に顔が綻んだ。
12. 夢(座殿←どま※現パロ)
隣でうなされている猗窩座殿を揺り起こす。
どんな夢を見ていたの?と訊ねれば、俺がお前を疎んでいるかつての悪夢だと悔し気に呟いた。
13. 女と女(座殿→どま※現パロ)
🦋と🌸ヲ厳しめ注意!
この世界で出会ったらどうしてやろうかと思う女が二人いる。
コイツの存在を否定した女、コイツを死んでまで罵った女。
お前らだけは許せない。
14. 手紙(座殿→どま※現パロ)
『ゴメンねちょっとだけ出てるから!!』
チラシの裏に乱雑に殴り書かれた文字を見て思わず顔がにやけてしまう。
余裕のないお前の字も中々いいな。
15. 信仰①(座殿←どま)
俺はあなたに信仰して欲しいなんて一度も思ったことはない。
ただ仲良くしたかっただけ。
困っているときには助け合うそんな関係になりたかっただけだ。
15. 信仰②(座殿→どま※現パロ)
俺はお前を信仰したことなど一度もない。
近づくことさえ叶わなかったお前を、今はただひたすら甘やかしドロドロに愛し抜きたい。
それだけ。
16. 遊び(座殿→どま※鬼時代)
少しグロ描写があります。
「猗窩座殿、一緒に遊」
ぐしゃりとその顔を殴り飛ばす。
遊んで欲しいのならその鬱陶しい栗の花の臭いを落としてからにしろ。
17. 初体験(座殿←どま)
あなたが初めてだったんだ。
仲良くしたいと思ったのも、その死を悲しみたかったのも。
親友だって言ってくれて泣けるほどに嬉しいと思ったのも。
18. 仕事(座殿→どま※鬼時代)
俺はあの方の命令。お前は教祖業。
各々の仕事を全うする。
その合間にいちいち念話を入れてくるな。
終わったら行ってやるから大人しく待っておけ。
19. 化粧①(座殿→どま※現パロで両方化粧描写あり注意!)
猗窩座殿可愛い♡
そうはしゃぐお前の化粧は一体なんだ!?
(悪い虫が寄らないためによ)
したり顔の元上弦の陸の妹の声が癪に触るやらなんやらだ。
19. 化粧②(座殿←どま※現パロ)
嬉しくて、あくびをして、寂しくて流す涙を熱い唇が拭い去る。
お前の涙をぬぐうのは俺の役目だ、なんて。
あなたの前では涙化粧は出来ないね。
19. 化粧③(座殿←どま※現パロ)
白粉を塗った顔に走る特徴的な青い線。
「懐かしいか?」
そう言って笑うあなたの優しい光を称える向日葵色の瞳が〝昔〟と違って俺は笑って肯定した。
20. 怒り(座殿←どま※現パロ)
いつもあなたは俺に対して怒りをぶつけていた。
それを親友だからと受け止めていた。
でも本当は違った。
あなたのそれは〝呪い〟に苦しむ慟哭だった。
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